電波上の聖戦
窮屈で平凡な自己完結
不完全な理想を掲げては
どうでもよい思想論を涜く
( 電波上の聖戦なんだ )
なんて ほくそ笑むと
君は
只の平凡な日常へと戻っていく
歪んだレンズ越しに覗いた世界は
遠くまで続いているように見える
( 電波上の聖戦の結末は? )
なんとなく予想が付く答えを
徐に訪ねることが まるで義務みたいなきがしていた
君は 声高に笑って
( 欲情に溺れる結末と きっと一緒だと君も思うだろう?)
と 右の小指を噛む。
そんな君が 堪らなく 狂おしく愛しいのは
アタシも 聖戦を視たいからだろう
自己完結に溺れて 夢をみたいんだ
by maco516 | 2010-08-19 15:40 | 咏