人生を共に
通りすがり
きらきらした人を視た。
きらきらなので
僕は(ああ、きらきらだ)と
思った。
観察した処に寄ると
あの人間は何も企まないので
僕は(生産性に欠けている)と
思った。
だから僕は
(彼は一生きらきらしていればいい)
と思いながら
横を通り過ぎて
生産をしに出掛けた。
旅で写真を録っていると
アタシのMXペンタを見て
ペンタ67をもったおじさんに話しかけられた。
おじさんは
写真を撮りはじめて、人生が豊かになった。
と話した。
私は頷いた。
ある、若いカップルは、
横で夕陽を待つ私を見て
写真なんて残してもしょーがないよな。
といった。
そのカップルは
夕陽が沈む前に帰っていった。
私は
何しに来たんだよ。
と思わず小声で二人の背中に吐き捨てたけど、
ペンタおじさんの
豊かな人生になった。という 台詞で
カップルの言葉を鼻で笑うことができた。
確かに意味なんてないけど
其処には確かに
心を震わす瞬間がある。
それに気がつけるかそうでないか。
カメラを持つ人は
気がつける人だと思うんだ。
by maco516 | 2011-08-09 11:22 | ぐるぐる。