蒼紫の夢想花
蒼紫の夢想花
時々 アタシは其処に立っていて
其処は とても美しくて 香しい空気に包まれてるのに
何故だかとても 寂しくて哀しい。
見渡すかぎりの 青紫の花絨毯
咽返す程の 甘ったるい香り
でも 足元をみたら 見慣れた街の風景が
水たまりの下に揺れていて
嗚呼 きっと 夢を見ているのだと気付く。
何時だって 現実から逃れることは出来ないし
夢物語には反吐がでる。
(さぁ、いくよ。)
と アノ人の声がきこえる。
アタシは 一歩 水たまりを踏んづけたんだ。
by maco516 | 2010-07-23 22:17 | ぐるぐる。